現在の市街地は,快適な暮らしが可能であるが,様々な災害に対しては脆弱な状況である.日本は少子高齢化に歯止めがかからず,今後税収は減少するため,社会基盤施設の維持管理は極めて深刻な問題となりうる.一方,里山は人口減少が激しく,放置された山林や農地が広がっている.しかし里山は自然資源のポテンシャルが高いので,それを活かして安全な暮らしができる環境が整備されれば,自立性の高い持続的な社会が構築できる.そこで本授業では,里山暮らしにおける環境整備に関する課題について,学部で学んだ専門性を活かして課題を解決する手法を企画する.自分の専門性を改めて理解するとともに,課題発見の能力を養う.
- Teacher: 高木 方隆