(1) 授業の目的
 日本は「木の分化」の国と呼ばれ、私達の祖先は森林から様々な恩恵を受け、密接な関係を持ちながら暮らしてきた。本講義では、人と自然(森林)との関わりの歴史を通覧し、森林の持つ多様な機能を学び、森林の価値とは何かを理解した上で、我々は自然(森林)をどのような資源として捉えるべきかを考える。


(2) 授業の概要
 森林資源を理解する上の基礎として、地球上の森林の現状や多種多様な樹木や木材の性質についての基礎的事項を概説するとともに、森林資源の新たな利活用と地域創成との関連性について概説する。また、受講生が各自の意見をまとめ、発表し、議論することによって、人との関わり(利用)という視点から森林資源の価値と将来を考える。


キーワード:森林資源、環境保全、木質材料、林木育種