環境は、温熱環境といった技術的な制御の対象となる技術的環境、地域環境といったある領域の歴史や文化、そのあらわれとしての風景といった文化的環境の二つから成り立ちます。

環境建築デザインは、文化的環境建築を地域の美術館というビルディングタイプを対象にして設計し、次いで技術的環境建築としてPassive Solar Systemの基礎的手法を備えた住宅を設計します。最終的にこの両者を有機的に統合して総合的な環境建築の設計へと至ります。

21世紀以降の建築として、習得することが必須となるのが環境建築デザインです。この講義ではその基礎を設計演習を通して学びます。